ロシアンカルト2018
第15回目の「なんか映画について書いてみる会」を行いました!
課題作品は『ロシアンカルト2018』の中から好きな1作品です。
以下、当日の議事録です。
■参加者:5名
■話したこと
『不思議惑星キン・ザ・ザ』
・60年代~80年代の特撮は、ウルトラマンに近い
・ロシア宇宙主義、米ソ宇宙開発の状況も反映されている
・宇宙(空)がなく、地面がたくさん出る。
予算がなくてこうなのか、文化的(宇宙に対する考え)な問題なのか
他の星に行くのに、他の星の感じじゃない
・映画化したコント、コント化した映画
・別の世界(国)で行われている当たり前の日常が、おかしく思えてくる
・ロシアは閉鎖的な国だから、国自体がブラックボックス化している
松本人志のコントを思い出す
・サンキュータツオ
自然主義:日常の延長線上の笑い
お笑いリアリズム:おかしな人がいて、それに突っ込む文化。共有されているパターン
・1億総ツッコミ社会。日常の中にあるボケとツッコミ
・お笑いの中に生き続け過ぎて、毒を吐くことに対して盲目になってしまっている。無自覚な毒
・他者によって言語化される自分の「嫌な思考」
・お笑いという括りが古い。芸人は排他主義。
お笑い領域に他者が入ることを嫌う(例:アイドルがM1に出場するなど)
だが、彼らは歌を歌いドラマにも出る。彼らの理論で言うと、それらはするべきではない
・ワイドショー化した知のあり方
『ミスターデザイナー』
・映画館で見ていると、ふと私生活の事象とかを思い出す。家のがダラダラして見られる
・女の人を追いかけるシーンなど、男性目線のカメラワークが多い
・音楽がダサい、安っぽい
『火を噴く惑星』
・あることを知っていてではなく、未知のものに対する想像力
・未知のものを想像できるのに、近しいものを想像してしまう。現実を模す。
・人間を超えたものを想像するのに、人間に近いものを想像してしまう
・異星人が人間に近くなってしまう→美術の限界?
・カルト映画をカルト映画として見てしまう貧しさ。B級感を楽しむ。映画にとって質悪さとは
『フルスタリョフ、車を!』
・誰に対して発しられた言葉で、誰が発した言葉なのかもわからない
・外国語を日本語に変換せず、そのままの言語で、音として聞く
意味もわからず聞いている言語は、音でしかなく、口から出る楽器
・言語に寄り添うと、意味だけを追ってしまう
・言語が不明瞭だからこそ、多言語に変換されるとわかりやすくなる
・何を言っているのかわからないけど、なんかすごい。わかると本来の良さから離れる
・ラップは音で聴くものでは。言語を訳すと感動しない
・マラソンは顔芸。泣ける→行間を読む
・トロツキズム / マオイズム
・下に向かっていく映画、どんどんどんどん沈み込んでいく映画
・スターリニズム
■話題になった作品・事柄など
・若松孝二『実録、実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』
・東方ヒップホップ
・ニューヨーク 炎上問題 → 詳細
・松本人志『頭頭』
・モンティ・パイソン
・デヴィッド・リンチ
・野島伸司『世紀末の詩』
・是枝監督『空気人形』
・ピグマリオンコンプレックス
・寺山修司『田園に死す』
・J・J・エイブラムス『スタートレック』
・銀河ヒッチハイク・ガイド
・医師団陰謀事件